04/05/2026
Design Tools_11-1_260504
工具や木材・鋼材から模型・設計図までを等価に同じテーブルの上に載せて写真を撮ってみる。
マニュアルコモンズ的目線(もしくは「コンヴィヴィアリティのための道具」的目線)に立つなら、あらゆる「つくる」過程には「道具」があり、その「道具」が万人にわかりやすく開かれているか、もしくは特権的一部の人々や業者だけのブラックボックスになっているかによって大きな違いがある。
よくよく考えると我々は多くの「道具」のブラックボックス化を当然のものとして受容し、放任し、結果多くの不自由と不利益を被りながら、それを当たり前のものとして甘んじてきた。今この時も。
11-1studioの空間哲学は、いわばこうしたブラックスボックス化への抗戦であり、「道具」をわかりやすく開いていくというメッセージである。シェアカフェでもシェア工房でも、そのメッセージに気づけた人々が自由に彼らの「創作」に打ち込んで、マニュアルコモンズを実践している。
そんなマニュアルコモンズの場としての11-1studioを考えた時に、浮いた存在になっているのがここに居を構える家主の設計事務所である。
建築設計の世界も、従来的な設計事務所も一種のブラックボックスだ。自分自身も設計の方法としてはマニュアルコモンズを実践するものの、その構え方は従来型の敷居の高い設計事務所に過ぎなかったのかもしれない。
ならばこの構え方自体を、「マニュアルコモンズ」的にしてみたらどうだろうと思い、新パンフレットを構成し、そのための写真としてこれらを撮ってみた。
そこでは工具を使ったリペア・改造からモノのデザインから、空間のデザイン、そして運営のデザインまで、そのための「道具」が等価に、専門業者に丸投げする実態のよくわからないものではなくて、自分で触れられるものとして並んでいる。
まだこの先もブラックボックスに甘んじてより多くの不自由とより多くの不利益を甘受しつづけていくのか。
あるいは、もっと自由を知りもっと合理的なコストでもっと創造的な「つくる」を切り開いていくのか。
自らの場を作り、育てたい方の人のための、クリエイティブな相談窓口。
詳しくは配布中の新パンフレットで。
#マニュアルコモンズ #デザイン #相談窓口