18/05/2026
💡mediVRカグラとは?
mediVRカグラは、VR(仮想現実)を活用したリハビリテーション用医療機器です。
患者さんは椅子に座ったままVR空間上に表示される的に向かって左右交互に手を伸ばす動作を繰り返すことでリハビリを行います。
向かってくる敵に印籠を突きつける「水戸黄門ゲーム」や落ちてくる作物をキャッチする「野菜ゲーム」「果物ゲーム」、背景がシンプルで認知機能が落ちた方でも取り組みやすい「水平ゲーム」「落下ゲーム」という5つのゲームがあります。
🏋️♂️体性認知協調療法
mediVRカグラを用いたVRリハビリテーションは、体性認知協調療法(Somato-Cognitive Coordination Therapy, SCCT)と呼ばれています。SCCTでは、体性認知行動ネットワーク(SCAN)の異常にアプローチする=脳と身体の情報伝達ネットワークの絡まりを顕在化させ、紐解くイメージで治療介入を行います。
VR空間上には、患者さんの体は表示しません。コントローラーと目標となるオブジェクトの2つだけを表示し、これらを重ね合わせる「点推定」により脳に身体動作のイメージを明確に生成させます。
また、リーチング動作は左右交互に行うことが重要だと考えています。これは片麻痺患者の上肢機能にアプローチする際も同様で、左右交互のリーチングにより対側(健側)の状態を脳がリファレンスすることを狙っています。
SCCTは、脳神経内科や脳神経外科、整形外科など幅広い領域で採用されています。
🧑⚕️開発の背景
循環器内科医の原正彦が、脳梗塞や脳出血後に後遺症が残り自宅に帰れなくなってしまった患者を多数見るなかで、心臓の電気生理学的知見から着想し、「リハビリにVRを取り入れることで改善できないだろうか」と考えたことから開発しました。
2016年に大阪大学発ベンチャーとして創業し、2018年に経済産業省が主催するジャパンヘルスケアビジネスコンテストで最優秀賞を受賞、J-Startupに選出されました。2019年3月より全国の大学、リハビリテーション病院や介護付き有料老人ホーム、デイケア施設に向けて販売を開始し、現在は170を超える施設で累計約34万セッションの治療が行われています。
2026年4月、脳卒中後の片麻痺に対する「体性認知協調療法(SCCT)」の効果、拡散テンソルトラクトグラフィー(DTT)を用いて検証した論文が『Neurology』(Teaching NeuroImages) に採択・掲載されました。
🏥医療関係者のみなさまへ
mediVRでは、機器の導入を検討してくださっている施設に無料で説明会・体験会とデモ機器の貸出(2週間)を行っています。
また、導入後もオンラインでセラピストがリハビリをフォローします。
ご関心があればmediVRホームページよりお気軽にお問い合わせください。
🩼患者さまへ
mediVRホームページの「導入施設」ページに、mediVRカグラを導入している病院やリハビリ施設の一覧を掲載しています。
VRリハビリを体験されたい場合は、お近くの導入施設や主治医にご相談をお願いいたします。
詳細はプロフィールのリンクから公式サイトをご覧ください🔗jp